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Course Outline

講座概要

​講座概要

医学とそれを取り巻く社会は、第4次産業⾰命といわれる物理学、⼯学、化学、⽣物学の進歩によって⼤きく変わりつつあります。そして、新たに⽣まれつつある医学は、ゲノムをはじめとする複雑な⽣命情報及び⽣活習慣を含めた広範な個⼈情報を活⽤し、⼈⼯知能などの情報処理技術を駆使して、より健康な個⼈と社会の形成を⽬指そうとしています。

 

こうした情報に基づく医学(情報医学)は、病に苦しむ患者だけでなく、疾病を予防しようとする⼈、健康な⼈を対象としています。このため、情報医学に参加するのは実に多くの関係者からなる、いわゆる“エコシステム”を構築しつつあります。しかし、情報医学は、いまだその有⽤性と安全性が⼗分に⽰されていないこと、及び社会の整備が⼗分に進んでいないことが課題です。新しい医学を社会が活⽤し、医療として確⽴していく今のような黎明期にあっては、創出される医学の有⽤性と安全性を明確に⽰す研究と、研究の成果を適切に社会に発信する研究のふたつの研究が重要です。

 

本寄附講座では、病気の⼈からだけでなく、健常な個⼈から得られる情報を解析し、従来は困難であった新しい医療の開発研究やエコシステムの研究を⾏います。特に⾎液を中⼼とした発現遺伝⼦解析を分担します。また、最新の情報科学の⼿法を⽤いて、研究者の成果を社会に的確に発信するとともに、医療情報ネットワークの利⽤者が、臨床及び研究の成果を有⽤かつ安全に活⽤するための開発研究を⾏います。

​講座の目的

本寄附講座は、情報医学の開発研究を通して健康な個人の社会の形成に貢献し、

保健、医療、介護、福祉の充実を図ることを目的としています​。

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